国際関係がよくわかる宗教の本1 ヨーロッパとキリスト教

児童図書。だけど、とにかく写真が多いからイメージ湧きやすい。入門にちょうどいい。

なぜユダヤ人は差別されるのか?

新約聖書の「マタイによる福音書」のなかには、キリストを十字架にかけて殺すことをためらったローマ帝国の役人に対して、ユダヤ人たちが
「十字架にかけろ!」と叫び続け、「その血の責任は我々と我々の子孫にある」と叫んだと書かれています(マタイ27)


 エスが生きていた頃のユダヤ人たち「自分たちの子孫が困ることになってもいいから、イエスを十字架にかけろ!」
ユダヤ人はエスを殺した民族の子孫であると見なされる
→差別を受ける
→自由に職業を選べない
→嫌がられた金融業につくことが多かった
→仕事で成功して大金持ちに
→妬まれ、さらに差別を受ける

なぜユダヤ人は虐殺されたのか?

 (妬まれ、さらに差別を受ける)
→結束をますます強める
キリスト教徒「陰謀を企てているのではないか?」

パレスチナ問題って?

 「シオニズム運動」=自分たちの国を作らない限り生きていくことはできないという考え
ナチス=ドイツによる大量虐殺
→世界がユダヤ人に同情
→国連がパレスチナ分割を受け入れ「イスラエル」建国
→「パレスチナ問題」


ユダヤ人の主張:ユダヤ教の経典(旧約聖書)には、「ユダヤ人が神からパレスチナの土地を与えるという約束をもらった」と書いてある。
だからこの土地の権利は最初にからもらった我々のものだ。


パレスチナ人の主張:聖書に何と書かれようと関係ない。我々は何百年もここで暮らしてきた。ユダヤ人の問題のために
どうして我々が追い出されたりしなければならないのか?

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