タイトル変更、今後の方針

メモ。  → メモ。(β) →  メモ。(β)受験生ver  →  こだわりとあきらめのメモ

荒俣宏、インターネット荒野への旅(雑誌『編集会議』の連載対談まるごと版)
http://www.1101.com/marugoto5/01.html


荒俣 買った本があると、うれしくて抱きました。
    ・・・ま、ふつうの人は18歳くらいになると
    女の人を抱いて寝るようになるんですけれども、
    私は、その・・・ず〜っと、本を(笑)。


糸井 わははは。


荒俣 なんかだいたいその頃のぼくは、
    「三歳にして心朽ちたり」
    という中国の熟語が、とても好きで・・・。
    どうせ世の中なんて大したことはないのだから、
    せめてくだらないことに拘泥して生きていこう、
    という一種のあきらめの境地があったんですね。


糸井 (笑)ほおー。おもしろくなってきたっ。


荒俣 それが好きで、そのあきらめの境地に達さないと、
    なかなか本を愛したり買ったりできないんですよ。
    と言うのは、本よりおもしろいことなんて、
    どう考えても世の中にはいっぱいあるのですから。

    僕が本読んでる時、みんなはスポーツをやったり
    連れ立ってハイキングに行ったり、合コンしてる。
    そいつらのほうが、そりゃあ絶対楽しいと思う。

    そこであえて本にこだわろうとすると、
    西行芭蕉のような心境にならないと、
    なかなか、そうは思えない(笑)。


荒俣 で、そう考えて本を買うようになったり、
    本にこだわるようになっていったので、いつしか
    「いろいろなものを諦めて本を買う」
    という仕組みになっていったんですけども、
    そうやって集めていたら、
    ひどいことがわかっちゃったんですよ。


糸井 え? 何ですか?


荒俣 世の中の本は、だいたい、
    そんなに大したものがないというのが
    わかっちゃったんです。これはコワい。

尊敬する荒俣宏さんと考えが似ている。
何かをこだわるためには何かを諦める必要がある。
cf.「楽あれば苦あり」「何かを得れば何かを失う」
逆算して考える。

こだわること 宇宙や人間や社会構造などの数理モデルを研究したい(2010年3月現在)
→そのためには物理学を極める
→そのためには数学を極める
→そのためには分厚い本を読むために忍耐(精神力)が必要だ
→そのためには体力が必要だ
→そのためにはワンダーフォーゲル部に入ろうかな
あきらめること お金・時間を読書に費やす
いわゆる青春をあきらめる


検索して見つけたもの↓

2007.3.9 22:55 タモリ派宣言
http://www.k4.dion.ne.jp/~ysktkg/manpitsu200703.htm


 「三歳にして心朽ちたり」
 とは荒俣宏が幼少期に達観してしまった自分を表現するために用いる中国の言葉である。私はこの人が大好きだ。私は、こういう頭が良すぎて変人になってしまったタイプの人が好きなのである。
 代表的な芸能人はタモリである。さんまと比較したら口数も少ないし、ミュージックステーションの司会ぶりなどコメディアンと思えぬ振る舞いかもしれない。しかし、違うのだ。タモさんはそういうカテゴリーの人ではない。膨大な知識と、厳格な常識を備えていながら、くだらない事やマニアックな笑いに没頭する、いわば「文化系の変態」とも言える。仮に天皇陛下に謁見することがあっても、タモさんはそつなくこなす筈である。そういう人が表現するおかしさが堪らないのである。これは夏目漱石の面白さに通じるものがある。
 学習院での講演を記録した、「私の個人主義」の冒頭部分は天才の醸すおかしさが炸裂している。漱石江戸落語マニアであったが、その片鱗がうかがえる。
 本当に講演の骨子を何も決めてきていないのではないかと疑いたくなるような話ではじまり、何と古典落語「目黒のサンマ」まで披露する漱石先生。学生や主催側も冷や汗だったに違いない。しかし、話は雑談から鮮やかに本題へと移行する。こういう人が芸人をやった感じがタモさんから漂うのである。タモリ派宣言。

今後の方針

今までは簡易表現、「まとめ」に徹したせいでブログの更新頻度が落ちてしまった。
誰かに対して書いているわけではないんだから話し口調で書かないと無理に縛りをつけてしまった。
縛りなど気にせずにただ淡々と書けばいいと思う。

あえて言うなら、未来の自分に対して書く。