明治安田生命

商品部 商品開発グループ(2002年入社)
アクチュアリーとして収益管理部主計グループ、法人サービス部団体年金サービスグループ、収益管理部数理グループの各部署を歴任し、2010年4月から現職。
http://www.meijiyasuda-saiyo.com/2014/staff/retail-06.html


お客さまにとってわかりやすく、安心できる商品を提供するため、多数のプロジェクトを抱える商品開発グループ。しかし、いかにすぐれた商品開発担当者がいたとしても、生命保険商品とはひとりの人間の力で完成させられるような単純なものではない。営業、事務、マーケティング、システムなど、各分野のスペシャリストでチームが構成され、そのなかで超難関資格として知られるアクチュアリー資格を保有する金森は、保険数理のエキスパートとして商品開発に携わっている。「商品の開発にあたっては、各部門ごとに専門的な視点で原案を詳細に検証し、一つの商品を作りあげていきます。商品開発の過程で保険料率の算出を担うのがアクチュアリーとしての私の役割ですが、それ以外にも、商品原案の企画、発売後のメンテナンスまですべてのフェーズにかかわっていきます。『この特約を付加すると保険料はどのくらい?』という質問に答えられるのはチームのなかでは私しかいませんから、同僚から何かと頼られることも多く、私もそれを意気に感じて仕事に取り組んでいます」。


明治安田生命に入社するにあたって、金森はある想いを胸に秘めていた。「単に会社の業績に貢献するだけでなく、もっとダイナミックな仕事がしたい」という夢だ。 「現在携わっている商品開発とは、まさにその想いを実現するチャンスにあふれている仕事」と金森は語る。例えば、2011年9月に商品体系を大きく変更して話題となった「ライフアカウント L.A.」という商品がある。従来は重い病気やケガになった場合の「生活保障」と「死亡保障」の機能が一体となっていたが、今回の改定ではこれを分離することにより、各保障における必要保障額に対する自在性が向上し、ライフスタイルによって異なるお客さまのニーズに柔軟に対応することが可能となった。「少子化や非婚・晩婚化によってお客さまのニーズは多様化しているため、保障の選択のしやすさを高めたこの改定は、社会的にも注目を集めるものだったと思います。まさに世のなかの流れを変えられるような仕事に携わったことで、自分自身の夢に一歩近づいたような気がしています」。保険料率の算出だけでなく、アクチュアリーが活躍する分野は実に多彩であり、それらを幅広く経験していけるところが明治安田生命アクチュアリーの特徴でもある。「アクチュアリーの専門性は、今後も多くの部署で必要とされます。初心を忘れることなく、これからもさまざまな分野を経験しながらさらにスキルを高め、夢を叶えていきたいと考えています」。


確固たる専門分野であり、自分自身の知識を業務に直接活かせることがアクチュアリーの魅力です。近年では、国際会計基準の導入の検討や海外展開により、その活躍の場はますます広がりを見せています。
新たな分野で力を発揮するためには、語学力はもちろんのこと、どんな場面でも自らの意見を組み立てて発言できるコミュニケーション能力が求められます。専門性を高めるとともに、アウトプットのスキルも磨くことが重要です。